ハロウィンの意味や由来って何だっけ?知ってて得する豆知識と楽しみ方
ハロウィンと言えば、仮装してパーティーやって子供たちはお菓子をもらって…と行事としては日本でも定着しつつありますが、実際にハロウィンの意味や由来、仮装する理由などはよくわからないという人が多いのではないでしょうか?
ハロウィンの起源は諸説ありますが、2000年以上前にアイルランドに住むケルト人が行っていたお祭りで、仮装をして悪霊を追い払うことを目的としていました。
またハロウィンと言えばカボチャが主役のイメージですが、昔はある別のモノが主役でした。
ここではハロウィンの意味と由来について詳しく解説するとともに、知ってて得するハロウィンの豆知識やパーティーでの楽しみ方をご紹介したいと思います。
ハロウィンはなぜ10月31日なの?
古くからハロウィンを習慣としてきたケルト人は10月31日を1年の終わり(年末)と考え、この日はこの世とあの世の境目がなくなり悪霊や悪魔が災いをもたらすと信じられていました。
そこで自ら悪霊や悪魔に扮することで自分の身に霊が乗り移らないようにしたことがハロウィンの由来だと言われています。
昔はどんな仮装?メイクや衣装が本格的になったきっかけは?
ケルト人は仮装といっても「ゴースト」や「骸骨」「魔女」が定番で、衣装も布や紙で形どってマスクを被ったりするだけの簡素なものでした。
それがここまで本格的な仮装をするようになったのは1930年代にドラキュラの仮装が流行したことがきっかけでした。
ドラキュラの映画「魔人ドラキュラ」が大ヒットしこのブームに便乗してキャラクターの衣装が売り出され、ハロウィンの仮装でも大人気に。
その後、映画のキャラクターの衣装が次々と登場し、ハロウィンの仮装が悪魔や悪霊から映画のキャラクターの仮装へと変化していったのだそうです。
2014年はディズニー映画「アナと雪の女王」が大ヒットしたことでエルサの仮装が大人気でしたが、2015年は新作が公開される「スターウォーズ」が注目されています。
おばけカボチャ「ジャコランタン」は玄関の外に
ハロウィンといえば、カボチャのおばけ「ジャコランタン」が有名ですよね。
このジャコランタンはおばけの家のサインのことで、これを玄関の外に置くことでおばけから家を守る「魔除け」の意味が込められています。同じく魔除けの意味を持つ沖縄のシーサーとよく似ていますね。
ハロウィンパーティー、昔はリンゴが主役だった!
ハロウィン当日は仮装してホームパーティーをするのが海外では一般的ですが、パーティーには収穫祭の意味も含まれ秋の収穫を祝うためにごちそうを用意するのだそうです。
今はパンプキンパイやパンプキンスープなどカボチャ料理を用意しますが、昔はリンゴが主役でした。リンゴは女神や生命の象徴とされ生命力が強いリンゴを食べることで悪魔や悪霊を追い払うという習慣がありました。
かぼちゃがメインになったのは150年前ぐらいからなんだとか。男性はかぼちゃが苦手な人も多いので、アップルパイなどのリンゴ料理を用意するのもいいかもしれませんね。
ハロウィンの占い「ダックアップル」「バームブラック」
ハロウィンでは古くから「占い」が行われてきました。
中でも「ダックアップル」は今もハロウィンの定番ゲームとなっていて、好きな人の名前を書いたリンゴを水に浮かべ、手を使わず1回目でくわえることが出来れば恋愛が成就するという恋占いです。
ちなみに2回目でくわえると少しの間付き合える、3回以上は結ばれないというルールがあります。
また、10月31日は「一年の終わり」日本でいう年末に当たるため、アイルランドでは次の年の運勢を占う「バームブラック占い」があります。
この占いはドライフルーツケーキの中に次の5つのアイテムが入っていて、ケーキを食べた人がどのアイテムを引いたかによって来年の運勢を占うというゲーム。
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指輪 :来年は結婚出来る(既婚者は幸せが続く)
硬貨 :お金持ちになる
布きれ:お金に困る
木の棒:結婚や恋愛に支障が出る
ボタン:来年は結婚出来ない
ケーキを作ってみたい!という人はバームブラックのレシピがありますのでぜひトライしてみて下さいね。
ハロウィンで子供にお菓子をもらうのはなぜ?
ハロウィンの夜には「トリックオアトリート=お菓子をくれないとイタズラするぞ!」と子供たちがキャンディーバッグを持って近所をまわりお菓子をもらいます。
これはかつて幽霊や悪魔の格好をした修道僧が料理や飲み物と交換に死者に祈りを捧げたことが起源と言われています。
現代では子供がおばけの役目を担い、死者の霊が家の中に入って来ないようにするため大人がお菓子をあげるという習慣に。
アメリカではおばけカボチャ(ジャコランタン)を玄関に飾っている家がお菓子を配る家の目印になっていますが、日本でもそのうち習慣となるのでしょうか??
上手に取り入れてHappy Halloween よいハロウィンを!
「トリックオアトリート」には「ハッピーハロウィン!」、よいハロウィンを!と返すのが一般的なんだそうです。いわゆる合言葉ですね。
日本でもクリスマスにも負けない一大イベントとして年々盛り上がりを見せているハロウィン。
仮装やパーティー、お菓子配りとママたちからは事前準備が大変…という嘆きの声も聞こえてきますが、無理なく上手に取り入れて楽しい一日にしたいものですね。