ヒトメタニューモウイルス感染症は保育園や幼稚園で出席停止になる?RSウイルスと似た咳の風邪。症状・潜伏期間・検査法・薬についてまとめてみました
先日、年長6歳の息子がヒトメタニューモウイルス感染症というあまり聞きなれない病気になりました。
年少クラスがこの感染症で学級閉鎖になったのでおそらく幼稚園でウイルスをもらってきた模様。
今回はヒトメタニューモウイルス感染症の症状・潜伏期間・検査法・薬についてまとめてみました。
ヒトメタニューモウイルス感染症 症状
主な症状は以下の通りです。
- 咳
- 鼻水
- 咽頭痛(のどの痛み)
- 発熱
- 息切れ
- まれに結膜炎、嘔吐、下痢や発疹
通常1週間程度でよくなるが、気管支炎、肺炎、喘息の悪化など重症化することも。
ヒトメタニューモウイルス感染症 潜伏期間・感染経路
- 潜伏期間:3~6日
- 感染経路:咳・くしゃみなどによる飛沫(ひまつ)・接触
ヒトメタニューモウイルス感染症 予防法
咳、鼻水が出る人はマスクを着用(咳エチケット)。手洗い・うがい・人混みを避ける。
ヒトメタニューモウイルス感染症に感染した場合出席停止になるのか?
ヒトメタに感染しても、インフルエンザのように保育園や幼稚園は出席停止とはなりません。(医師の判断で登園可能)
ただ保育園や幼稚園などで流行させないために症状発症から咳が落ち着くまでは休ませた方がいいみたいです。
ヒトメタニューモウイルス感染症 検査法
最近では迅速検査キットが普及したことで確定判断がしやすくなったようです。
検査法は鼻から綿棒を入れて検査溶液に撹拌し、検査キットに滴下して10分待つといった方法。
保険適用なので費用が高額ということもありません。
ただ医療機関によっては検査をしたところでインフルエンザのような有効な治療法がないために検査薬を常備していないところもあるようです。
ヒトメタニューモウイルス感染症 治療と薬
上述した通り、有効な治療法はなく咳や熱に対する対処療法です。
咳がひどい場合には鎮咳薬や去痰薬、気管支拡張薬、解熱剤などを処方してもらえます。
6歳の息子が罹患した時は、以下の薬を処方してもらいました。
- カルボシステインDS50%「トーワ」(痰を出しやすくする薬)
- プルスマリンA3%DS(痰のすべりを良くし痰を出しやすくする薬)
- アスベリン散10%(咳を鎮め痰を出しやすくする薬)
- ツロブテロールテープ1㎎「HMT」(気管支を拡げて呼吸を楽にする貼り薬)
- カロナール細粒20%(熱を下げたり痛みをやわらげる薬)
ヒトメタはRSウイルスと似た咳の風邪
息子は(おそらく)初めてかかりましたが、RSウイルスの時と同様、咳がひどいです。
激しい咳で息苦しさもあるようです。
初期症状は咳で徐々に熱も出てきました。(37度台から数日後に39度台)
食欲や頭痛・腹痛などはありません。
高熱のわりには元気があります。
息子の通っていた幼稚園のように感染が拡大すると学級閉鎖となることもあるので、咳や全身状態が落ち着くまでは家でゆっくり休養した方がいいかもしれません。