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子供がインフルエンザになって異常行動を起こす、原因は「熱せん妄」、熱が下がれば症状は落ち着く

子供がインフルエンザにかかると異常行動を起こすことがあります。
息子も小学1年生の春にインフルエンザで高熱が出た際、夜中に何度も奇声を上げたり、意味不明な言葉を言っていました。

これらは「熱せん妄(せんもう)」というのだそうです。

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NHKニュース7でも

2019年1月25日(金)のNHKニュース7でインフルエンザの異常行動についてある親子の体験談を紹介していました。

テレビで紹介された異常行動の内容は以下の通りです。

「1日様子がおかしかった。絶叫して起きる、うわ事を繰り返すなどしていた」、「怖いぐらい何度も奇声をあげる、走り回る」、「服を着たままお風呂の残り湯へ入ろうとした」など、過去に直面したさまざまな異常行動が記されています。

また、こうした異常行動に直面した親の心情として「身体が大きくなると飛び降りるのでは」といった不安や「寝ている時は絶対目を離してはダメ」などと注意を呼びかけるメッセージも多く投稿されています。
異常行動が出た子どもは…
福岡市に住む7歳の男の子はインフルエンザにかかり、今月7日の夜に39度5分の熱が出ました。

母親が寝室で寝かせていたところ、明け方になって突然、目を見開いた状態で「うおーっ」などと大声で叫び出しました。

母親が声をかけても全く聞こえていないようで、天井を見つめながら叫び続けていたといいます。

男の子は2段ベッドの上の段に寝ていたため、母親は目を離さないほうがいいと判断し、リビングに近い部屋に布団を敷いて寝かせると、今度は突然起き上がって部屋の中を走り出しました。

母親は「いきなり壁に向かって走り出し、あまりにも行動が異常で息子がどうにかなってしまったのかと思いとても怖かった。窓の外に飛び出してしまうのではないかと心配だった」と話していました。

その後、病院を受診してインフルエンザと診断され、薬を飲んで熱が下がると異常行動はなくなりました。

男の子は部屋の中を走り回ったことについて「覚えてない」と話しています。

母親は「インフルエンザは薬を飲んだあとに異常行動が起こりやすいというイメージがあったが、薬を飲んでいなくても高熱で起きることを身を持って実感した。インフルエンザにかかった人が転落死するニュースも聞くので、子どもが発症した時は絶対に目を離してはいけないと強く感じた」と話していました。

紹介された異常行動は息子の時とよく似ていました。

絶叫、奇声、それにうちの場合は意味不明な言葉(会話?)をずっと言っていました。

息子は熱で頭が狂ってしまったのかとすごく心配になりましたが、薬を飲んで熱が下がったら症状は治まりました。

異常行動の原因は熱せん妄

高熱が出た時に起きる意識障害や異常行動は「熱せん妄」と言うのだそう。

こういった異常行動は年齢は10歳前後の子どもが中心で、多くのケースが発熱から2日以内に起き、異常行動の内容は、絶叫・奇声の他に「突然走り出す」「興奮して窓を開けて飛び降りようとする」こともあるそうです。

基本的には数分や数時間で症状が治まるそうですが、長く続く場合は脳炎や脳症の可能性もあるため早めに受診してください。

異常行動と薬との因果関係は?

「タミフルを服用すると異常行動が出る」といった話をよくききますが、異常行動と薬の服用との因果関係はわかっていないとのこと。

息子の場合、インフル以外で高熱(39度以上)を出すと、同じような症状が起きます。

インフルや高熱の時は子供を1人にしない・目を離さない

子供がインフルや高熱が出た時はこういった異常行動を起こす場合があるので、注意点としては「子供を1人にしない・目を離さない」です。

留守番させてその間に窓から転落していたという痛ましい事故が起きていますからね。

平熱になるまではなるべくそばにいてあげることが大切だと思います。