2017/03/10
工作に興味をもたなかった年少の息子が工作好きに大変身!家で取り組んだ3つのこと
他の子は幼稚園でたくさん工作を作ってくるのにうちの子は工作に興味がない。
ハサミも使わないし、親としてはもっと制作を楽しんでほしいのだけど…。
こんな悩みを持ったことはありませんか?
これは約半年前の自分の悩みです。でも今は過去形。「あ~こんなことで悩んでいたなぁ~」と懐かしい思い出です。
(こんな悩みは)自分だけなのか?と思いつつ、同年齢の子どもを持つママ友に話をしてみると「うちもー!まさに同じことで悩んでるー!!」とまさかの共感。
そこで今回は、工作をしない4歳の子供がどのように工作好きになったのか?なぜ工作に興味を持たなかったのか?自宅で工作をする時にあると便利な本やサイト、グッズをご紹介したいと思います。
年少になっても工作をしなかった
幼稚園の公開保育でのこと。年少の秋ごろといえば、幼稚園にもすっかり慣れ、みな各々のしたいことを楽しんで遊んでいる様子。
音楽にのってノリノリで踊っている子、絵本を読んでいる子、ごっこ遊びを楽しんでいる子。
息子の通う幼稚園は自由時間が多めなので、基本何をしてもOK。そんな中、息子は大好きな電車遊びに夢中でした。
「やっぱり幼稚園でも電車なのね~」と思ってみていると、その後、あるお友達が工作を始めたことでクラスの大半の子がつられて工作を始めました。
「何作ってるのー?」「私もやってみたい!」と楽しそうに折り紙を折ったり、粘土をこねたり…。
息子はどうするのかな~?と興味深く次の行動を観察していましたが、工作へはまったく興味を示しません。結局、この日は電車遊びで終了。
この時はまだ保育園から幼稚園に転入したばかりで、まだみんなと上手く絡めないのかもしれないとあまり悩んではいませんでした。
ところが、それから数ヶ月たっても息子は工作をしていないことが判明。
とくに男の子が牛乳パックなどで作った大きな制作物を持ち帰っているのを見て、うちの子はどうして工作をしないんだろう?と思うようになったのです。
そのうち…が耐えられず、息子の工作支援に取組む
担任の先生に「うちの子はなぜ工作をしないのか?」と相談をしてみたところ、「〇〇くんはまだ工作に興味がないみたいです。でもしばらくすればまた変わってくると思います。」と「待つ」ことを勧められます。
しかし家に帰ってもプラレールやパズル、ブロックなどおもちゃで遊ぶばかりで、折り紙や塗り絵に誘ってもまったく興味を示しません。
先生からは時間が解決してくれるとアドバイスをもらったものの、何か出来ることはないかな~?と気が短い私は息子の工作支援を始めることに。
工作支援その1:親子で楽しめる工作本を買う
ゼロからモノを作るクリエイティブ要素はまったくといっていいほど持ち合わせていなので、すぐさま本屋へ。
カンタン!スグできる!製作あそび [ 村田夕紀 ]
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保育士さんなどが園で使う工作本があったのでさっそく購入。四季折々のイベントにあわせた工作が紹介されていて、難易度も★で記されていたことが購入理由。
とはいえ、いきなり工作やろう!と誘ってもプイッとされるのがオチなので、「こんな本買ってみたんだけど、〇〇がやりたいものどれかある~?」と息子に作ってみたいものを選ばせてみました。
息子の選んだものは「あちこちけん玉」というもの。難易度は高めでしたが息子がやりたいと思う気持ちを優先して、ちょうどパパがお休みだったこともあり親子3人で制作。
アルミホイルをボールみたいに丸めたり、ひもをハサミで切ったり、出来ることは息子に「やってごらん」とやらせてみて、アルミホイルのボールでボール投げをしてちょっと休憩しながら、何とか完成。
息子も自分で作ったという達成感が持てたのかとても嬉しそうでした。
ただ「作戦成功!」と喜んだのもつかの間、作ったけん玉で遊ぼうとすると、遊ぶ方が苦戦。。結果、何で出来ないのー!!と大号泣。
あ~これでまた作るのが嫌になってしまったらどうしよう…と嘆く母。作る物は「作った後、子供が簡単に遊べるもの」がいいかもしれません。
工作支援:その2:工作教室を探す
幼稚園が終わった後は預かり保育(延長保育)で夕方まで子供は幼稚園。
家に帰ってからは夕飯・お風呂とバタバタと時間が過ぎていき、なかなか子供に向き合って工作を教える時間が作れません。
そこで思い付いたのは「近所に工作教室はないか?」ということ。Yahooやグーグルで「住んでいる場所の地名+工作教室(もしくは造形)」と検索すると数件のヒット。
子供の性格に合いそうな教室を2つほどピックアップして体験させてもらうことに。
トレイやトイレットペーパーの芯など廃材を使ったエコな工作を得意とする教室があったので、ここなら自由な工作が楽しめるかなと思い入会します。
するとビックリ!1ヶ月後には家でも教室でもニコニコで工作を楽しむ息子の姿が!!
教室ではなくても幼児を対象にした工作サークルや児童館などで月に1~2回工作教室が無料で行われることもあります。
地元の広報誌や上記のキーワードで検索してお子さんにあう教室を探してみてくださいね。
工作支援その3:廃材を集める&Google画像検索を活用
工作本や工作教室のおかげですっかり工作好きになった息子は、ある時期(4歳半~5歳になる前)はおもちゃなどに目もくれず家でも工作に熱中していました。(現在はおもちゃと工作ともにやっています)
「ママ、何か作りたい~!」がお決まりの言葉となり、母は大喜び(^_-)-☆これぞ前から聞きたかった言葉です。
そこで自宅の環境を整えました。
工作するのに必要なもの(紙粘土や折り紙、クレヨン)をほぼ100均で揃え、リビングにあるローチェストの一段を「モノづくりコーナー」に。
何か作りたい!と思った時、その引き出しを開ければなんでも揃うようにまとめました。
2つ目は「廃材箱の作成」。
大きめの段ボールにこれまでゴミとなっていたお肉のトレイやトイレットペーパーの芯、牛乳パックなどとにかく工作に使えるものは何でもその箱に入れて再利用しています。
ここでも息子に大きな変化が!お菓子を食べ終わり空き箱を見ると「ママ、これ何か制作に使えるね!」と。
廃材を使った遊びは実はいろいろあって、これもグーグルの画像検索を使うと一発で遊び方が分かります。
例えば、「牛乳パック 工作」と検索するとこんな感じ!たくさんの事例がヒットします。
ネタがない!と悩むことはなくなるはず(?)です。
工作をしない理由はきっかけや環境を作らないことにあった
息子が工作をしなかったこと。その理由は実に簡単でした。
わが家の場合、「工作するきっかけや環境を作らなかったから」でした。
1歳から保育園に預け仕事と育児で子供をかまう心の余裕がなく、親子で工作にじっくりと向き合う時間をこれまで取ってきませんでした。
子供に何も教えず工作しろ!といっても出来ないのは当然の事。(悩んでいる時は正直よくわかりませんでした)
「一緒にやろう!」「これでこんなモノが作れるみたいだよ。やってみる?」と親が一緒になって取り組んであげると子供もやる気を出すのかもしれません。
そして工作好きになって、一番嬉しかったコト。おもちゃを買う機会が減りました 笑
【追記】工作が好きになってから1年後の様子を記事にしました。よろしければこちらもどうぞご覧ください。