2015/10/140 Shares

歯磨きが苦手な犬には無麻酔歯石取りがおススメ!愛犬レオの体験レポート

犬の歯磨き

  • うちの犬、歯磨きが苦手
  • 最近、口臭が気になる
  • 歯周病が心配だけど、全身麻酔の歯石取りは不安…

今飼っているワンちゃんにこんな悩みはないですか?

人間と同じく犬も歯は命。しかし、自宅で歯磨きが出来ないワンちゃんも中にはいて、どうすればいいのかお困りの飼い主さんもいるかと思います。

でも歯みがきが出来ないからと言って口腔ケアを諦めないで下さい!歯や口のお手入れを怠ると歯周病や歯肉炎になり悪化すると内臓の病気を引き起こす原因にもなりかねません。

ここでは麻酔なしで手軽に歯石取りが受けられる方法「無麻酔歯石除去」について、歯磨きが大がつくほど苦手なわが家の愛犬レオが体を張って(?)ご紹介します。

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歯磨きが苦手、嫌がる原因は歯周病による痛みだった

8歳のミニチュアダックスフンド

わが家には8歳になるミニチュアダックスフンドのレオがいます。

2歳半の時、里親として飼い始めたのですがとにかく口が臭いんです。恐る恐る口の中を開けてみると…、歯石が一杯。白い部分が全くありません。

急いで歯磨きグッズを購入し、歯みがきを始めるも「グゥー」と鳴いて威嚇してきます。ガムにペーストにおもちゃと手を変え品を変え何度も格闘しましたが、しまいにはガブっと手を噛まれるという悲しい結果に。。

でも思ったんです。こんなに嫌がるのは何か理由があるのだろうと。

よく見ると前歯は歯茎が黒ずみぐらついていました。そして奥歯も歯茎が赤く腫れていたのです。おそらく歯みがきをすると痛かったのでしょう。

後日、病院へ行くと「すぐに治療が必要な歯周病」と診断されました。

全身麻酔の歯石除去に不安を感じ…

歯周病の治療として病院では「全身麻酔」による歯石除去を勧められました。

え?全身麻酔?

ちょっと待って下さい。人が歯医者さんに行くと全身ではなく部分麻酔なのに犬だとどうして全身麻酔なのか?犬を飼い始めたばかりの私は疑問でした。

犬の場合、痛みを取り除くだけでなく施術中に暴れないよう鎮静作用として全身麻酔を使うのだとか。理由を聞き納得はしたものの、全身麻酔にはすごく抵抗がありました。

もし目覚めなかったらどうしよう…

全身麻酔には多少のリスクはあるものの事前の検査(肝臓の数値や心電図)で問題がないかをチェックするので、大半の犬は安心して施術を受けられるとの説明を受けました。

それでもやはり不安は残り、全身麻酔による歯石除去は見送りに。その後、無麻酔で歯石取りが出来ないか探すこととなったのです。

無麻酔の歯石除去は口コミで知る

麻酔なしの歯石取りは最近でこそ徐々に増え始めてきましたが、5年前はネットで調べてもすぐには見つかりませんでした。

そんな中、犬の洋服を扱っているお店で看板犬をしている犬の歯がとても白く、お手入れ方法を伺ったところ、麻酔なしで歯石除去が受けられることを知りました。

すぐに連絡を取りレオも施術を受けることに。下の画像は当時の(施術前)状態です。

無麻酔歯石除去をする前の歯

口コミで評判に!犬の無麻酔歯石除去「ワン・ダフル」

レオがお世話になっているのは「ワン・ダフル」という出張!ペットのおふろやさんです。病院や店舗ではなく、施術はこの移動車の中で行います。

ワン・ダフルの移動車

場所は神奈川県横浜市ですが出張サービスも対応しています。(出張エリアは神奈川県横浜市メイン)レオのように県外から通ってくる方も多いみたいです。

犬の無麻酔歯石除去については何千もの実績があり口コミで評判が広まっているようですね。レオも初めて歯石を取ってもらってからは定期的に行っています。

普段は頑なに歯磨きを嫌がりますが、店主・飯島さんの手にかかると不思議なぐらい大人しくなります。麻酔をかけないので高齢犬でも健康状態が良ければ施術は可能です。

歯石取りにかかる時間は犬種や歯石の付き具合によりますが、レオの場合は大体1時間弱です。その間、飼い主は別の車で待機します。(待ち時間に食事を取ってもOK)

ワン・ダフルの待機車

料金は「ワン・ダフル」の公式ページによると1回につき2000~8000円です。こちらも犬種や歯石の状態によって変わってくると思うので、事前に確認されることをおススメします。

下の画像が最近の施術後の写真です。前歯や犬歯だけでなく、食事を取るのに大事な奥歯もしっかりと表面の汚れを落としてもらいました。

無麻酔歯石取り施術後の歯

歯周病は万病のもと!歯のケアは長生きの秘訣!?

口腔内のケアは意外と見過ごしがちですが実は犬でも侮れません。人間と同じく歯周病菌は心蔵や内臓に悪影響を及ぼすと考えられ、歯周病が悪化すると心臓病や内臓疾患の引き金になることもあります。

毎日の歯磨きと定期的な歯石除去を行い17歳になるまで病気せずに過ごしてきた犬を知っていますが、歯のケアはもしかすると長生きの秘訣かもしれません。

健康なうちに歯石除去を!

レオの場合、元々ひどい歯周病だったので今も完治したわけではありませんが、歯石除去を続けることで悪化することもなく、現状維持が出来ています。以前は口の臭いも気になりましたが今は特に気にしたことはありません。

歯周病予防にはまずは自宅でのお手入れ・歯磨きが重要ですが、もしそれが難しい場合は無麻酔の歯石除去を検討されてもいいかと思います。

病気になってから「やっておけばよかった」と後悔しないためにも日頃から気をつけていきましょうね。