犬の白内障を治療する目薬「カリーユニ」は人間用らしい、効果については獣医師も「わかりません」と回答、その理由は?
10歳の健康診断で飼い犬のミニチュアダックス(オス)が初期の老人性白内障であることが判明しました。
それ以降、白内障を治療する目薬「カリーユニ」を1日3回点眼しています。
点眼を始めて1年、改めて効果について聞く
今は11歳なので点眼を始めてから約1年が経過。
点眼を続けこの1年で視野や視力に大きな変化はありませんが、少し目の中央部分(水晶体)の濁りが強くなったような気がします。
最初の診察で「白内障の根治は期待できないけど進行を遅らすことはできるかも」と説明を受け目薬をさすようになったのですが、1年が過ぎたので獣医師に「このまま続けていって効果があるんでしょうか?」とたずねてみました。
獣医師の回答は「わかりません」
わからない!?
なぜわからないのか理由をきくと、カリーユニは人間用の目薬で人間には有効であるとされているが犬での検証結果が報告されていないのだそうです。
例えば、飼い犬のクローンがいたとして、2匹が同時に白内障を発症し、1匹が目薬を使い、もう1匹が目薬を使わず放置して、その結果を見たら「効果があった」「効果がなかった」というのが明確にわかりますが、比較対象がいない状態で1匹だと「効果があるかどうか」が検証しにくいといった問題点があります。
もし1匹でも片目に点眼し、もう片目は点眼しないといった実験を行ったら効果が検証できるかもしれませんが、普通そんなことをしませんよね。。
ただ人間用の治療薬として世の中に出回っているわけですから、薬が開発される過程で動物での臨床試験は必ず行われています。
そこでは一定の効果(有効性)が確認されたからこそ治療薬として成り立っているので、おそらく効果はあるのではないかということでした。
目薬続行か?手術を選択か?
老人性白内障治療点眼剤「カリーユニ点眼液0.005%」の値段は1本(5ml)で500円です。
※有効成分(1ml中)ピノレキシン0.05mg
飼い犬の場合は約2週間で使い切ります(嫌がって失敗もあるので)
決して安いものではなく、おそらく死ぬまで一生さし続けることになるかと思います。
明らかな効果が期待できない(というかわからない)と知りながらも使い続けお金をかけるのはどうなのかとも思ったりしますが、白内障の根治(完治)のために手術を受ける気にもなかなかなれません。
理由は(手術をしなくてはと思うほど)症状がそこまで進んでいないから。
今後病状が進行し、明らかに水晶体の濁りがひどくなって、目が真っ白になってしまったら手術を考えるのかもしれませんがそこまでの気持ちには現時点ではなれません。
しかも手術代は病院によるかもしれませんが、片目35万円~50万円と高額です(費用は保険適用前の料金)
わが家の場合は、年齢が11歳なので加齢が進み、手術が必要なぐらいになった時(数年後?)は麻酔のリスクの方が高くなっていることも予想されます。
とすると今のうちに手術して治してしまうか?
決断ができないです。
犬ができるだけ長い間目が見えるよう目薬によって進行が遅れてくれることをよう願うばかり。
様子を見てまた犬の進行具合と対処法について記事にしていく予定です。
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ちなみにカリーユニと同じく白内障の点眼薬には「ライトクリーン」もあります(市販されています)
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あと紫外線が要因とも言われているので予防には散歩時にサングラス着用という方法もありそうです。