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DIYではないけどダイニングテーブルを鉄脚を使って作ってみた!作り方とかかった費用を大公開!

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先日、わが家にダイニングテーブルが届きました。

天板(テーブル板)は合板を買って塗装、テーブル脚はセミオーダー。
溶接も塗装も全部やってもらったのでDIYではないですが、素材やサイズは自分たちで考えたものです。

最初は既製品を買うつもりでしたが、オリジナルのテーブルを作ることに計画変更。

ダイニングテーブルが欲しい!と思ってから約半年かかってしまったのですが、作ってよかった!と仕上がりには満足しています。

今回は、なぜ既製品を買わなかったのか?
ダイニングテーブルの作り方、材料、イスの選び方などをご紹介します。

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既製品では満足できなかった理由

ダイニングテーブルは床材の色とキッチンの壁面の色にあわせようと考えていました。

わが家の床の色はメープル、床材はpanasonicのジョイハードフローリングA [145mm幅]メープル柄を使っています。

対面キッチンの壁面はAICAの板を貼り付けていて床材と同系色です。

まずは床材の色とあったテーブルを探しに、IKEAや大塚家具、ニトリ、無印、ACTUS(アクタス)、MOMO naturalなどを見に行きました。

値段的にも手ごろでこれでもいいかなと思うものはIKEAやMOMO naturalにはありましたが決断には至らず。

なぜか?

見たものすべてのテーブル脚が「木製」だったから。

床材とキッチンの壁面の色にあわせたかったのは「天板のみ」で、テーブル脚はスチールやアイアンといった金属の素材が希望だったのです。

テーブルを作るきっかけは1枚のフライヤー

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その後も思い通りのテーブルはなかなか見つからず、探すのを中断していたある日のこと、郵便受けに入っていた1枚のフライヤーに目がとまります。

そこには自分たちが思い描いていたテーブル板がのっていました。

これだ!

フライヤーは家具屋さんではなくリノベーションの会社のものでしたが、連絡してテーブルはどこのものか聞いてみることに。

すると返ってきたのは「自分で作りました」との回答。

天板の素材とテーブル脚の購入先を教えてもらい、そこから「ではわが家も作ってみよう!」という流れに。

前置きが長くなりましたが、既製品ではなく作ることになった経緯はこんな感じです。

ダイニングテーブルの材料と作り方

ダイニングテーブルの材料

材料は4つ。

  • シナ共芯合板(滝澤べニヤ) 1500×800×30(mm)
  • 鉄脚(toolbox) 1500×800×670(mm)
  • 錆止めスプレー(市販)
  • シンナー(市販)


  • ※天板と脚を留めるビス(ネジ)をもらっていますが、現在はのせているだけなので使用していません。

    作り方1、デザインを決める

    まずはどんなダイニングテーブルにしたいのかデザインを決めます。

    わが家の場合は前述したフライヤーで大体のイメージが出来上がっていましたが、脚は四角い鉄脚にしたいと思っていたので、グーグルの画像検索で「ダイニングテーブル 鉄脚」と検索して希望の形に近づけていきました。

    ショールームなどに足を運びどんなテーブルがいいかあらかじめリサーチするとイメージもしやすくなると思います。

    作り方2、サイズを決める

    次にサイズを決めます。

    使用する人数は基本3人で、両親が近くに住んでいるので5人で食卓を囲むことを想定。

    1人が必要とする食事のスペースは幅60cm、奥行き40cmが一般的とされていて、4人用のテーブルであれば幅が80cm、奥行きが120cm以上が理想サイズとお店の方に聞いたので、

  • 最大5人であること
  • 将来、子供の学習机の代わりにすること(リビング学習)


  • 2点を考慮して奥行きは150cmにすることに。

    ダイニングテーブルは使用人数や部屋の広さにあわせてサイズを決めていきますが、「d」というサイトには人数別のサイズやイスを引く時の必要寸法などが書かれているので参考になると思います。

    またテーブル板や脚を買う前に模造紙などを使ってテーブルを置く予定の場所に決めたサイズの紙を置いてみるとサイズ感がリアルになるかもしれません。

    作り方3、テーブル脚を購入する

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    サイズが決まったらテーブル脚の購入です。

    テーブル脚はR不動産 toolboxというサイトでオーダーしました。toolboxは原宿にショールームがあり、購入する前にサンプルが確認できます。

    購入したのは「テーブルを作ろう テーブル脚」という商品ですが、これは塗装なしの商品で時間が経つにつれてサビが出てきてもあえてその錆びた感じを楽しむものなんです。

    ショールームで見たサンプルはなかなかの錆で正直「えっ」と思いました。こんなにサビは要らない。どうしよう…と。

    でも同じような鉄製真四角のテーブル脚を探してもどこにも売っておらず、お店の方と相談した結果、市販の錆止めスプレーをすればある程度の錆の進行は食い止められることが判明。

    屋内で使用すればそれほどの錆は出ないだろうということで購入することにします。

    toolboxのサイトでは問い合わせなどはすべてメールでのやり取りですが、事前に心配なことや不明点は丁寧に答えてくれます。

    幅、奥行き、高さ、部材寸法(25㎜~32mm角)を伝え注文。注文から商品到着まで約10日と予想よりも早い仕上がりでした。

    作り方4、テーブル板を購入する

    続いて、テーブル板(天板)の購入。

    天板は滝澤べニヤのシナ共芯合板という板を使いました。シナ共芯合板は断面がミルフィーユみたいな横縞が特徴です。
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    引用元:http://www.takizawaveneer.co.jp/shina-plywood/

    滝澤ベニヤの公式ページで連絡先を調べ問い合わせしたところ、関東への配送はどこか代理店を通した方がいいと言われ江東区にある「プライ&ウッド」を紹介してもらうことに。

    購入前にサンプルを送ってもらい素材のチェック。その後天板の厚みを決めて電話注文します。
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    今回購入した天板は食卓で使うので撥水用に表面と側面に「ウレタンクリア塗装」をしてもらい、四つ角は少し角を取ってもらいました。
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    ウレタンクリア塗装は「マットな仕上げ」と「ツルツル仕上げ」2種類から選べます。

    わが家は光沢感は求めていなかったのでマットな仕上げに。塗装しないと飲み物など液体をこぼした時にすぐシミになってしまうので塗装はおススメです。

    天板は注文から商品到着まで約2週間。テーブルのサイズが決まっていればテーブル脚と天板は同時に注文した方が完成までの時間は短縮できると思います。

    作り方5、錆止め加工

    脚と天板が届いたら、次は脚の錆止め加工です。

    錆を楽しみたい!という方は何もする必要はないですが、少しでも錆びを抑えたい場合はホームセンターなどで売っている錆止めスプレーとシンナーを用意します。

    まずはシンナーで脚を拭き油膜を落とします。その後、錆止めスプレーをして数時間乾かす。シンナーも錆止めも臭いがきついのでこの作業は屋外で行うことをおススメします。

    最後に天板をのせて完成!

    天板とテーブル脚を固定させたい場合はビス(ネジ)をつけてください。

    厚み30mmの天板だと相当な重さがありテーブル脚にのせただけでも簡単にずれたりしません。ただ地震が起きた場合はずれたり床に落ちたりする可能性があるのでビスで固定した方が安全です。

    ダイニングテーブルにかかった費用

    テーブルにかかった値段は合計で69,562円。内訳は以下の通りです。

    テーブル脚(送料込) 29500円
    天板(送料、塗装代込) 38016円
    錆止めスプレー 1394円
    シンナー 652円

    イスはIKEAとジェネリック家具

    イスはIKEAの椅子(スツール・FROSTA)2脚(999円×2)とE-comfortの椅子(シェルチェア)2脚(9800円×2)を購入。

    出来るだけリビングを広く見せたいという目的で椅子もテーブルと床と同色系を選びました。
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    ちなみにE-comfortの椅子は最近ノンストップの番組でも紹介された「ジェネリック家具」というもの。

    ジェネリック家具とは

    意匠権の期限が切れた有名デザイナーによる名作家具を、正規メーカー以外の企業が復刻生産した製品

    有名なデザイン家具は高くて手が出ないけど、リーズナブルで個性豊かな家具がほしい!と思う人にはおススメです。

    椅子に関してはIKEAの丸椅子ではなく長方形のベンチをテーブルと同じ素材を使って作ることも考えていました。しかし予算の関係で今回は見送り。椅子は飽きてきたらまた買い替えようと思っています。

    素材もサイズも自由自在!

    既製品ではなく自分たちで思い描いた家具を作ったのは今回が初めて。

    両親からは作業台みたいだと言われていますが「作って良かったね」というのが夫婦の感想。

    体系にあわせた高さや部屋の広さと用途にあわせた大きさ、好きな素材を自由に選べるのが作る醍醐味だと実感しました。

    今度は息子が小学校高学年になったら学習机を作ってみようかな。