【犬・ダックスフンド】メラノーマの手術後、口鼻瘻(こうびろう)が出来たので整復手術を行う
14歳の飼い犬(ダックスフンド・オス)は上顎のメラノーマの手術後、口と鼻が貫通している状態(口鼻瘻/こうびろう)が出来たので整復手術を行いました。
くしゃみの頻発で口鼻瘻が発覚
口鼻瘻(こうびろう)に気付いたのは抗がん剤治療中のこと。
飼い犬のくしゃみの回数が増えかかりつけ医に相談したところ、くちびるをめくると素人でもわかる大きな穴が。。
くしゃみは術前のCT検査(麻酔あり)直後から出ていたので麻酔の影響ではないかと思いこんでいましたがそれは違いました。
その後、口鼻瘻は2ヶ所あることが判明し、口からあげていたごはんはすべて食道チューブからあげることにしました。
口鼻瘻があると口と鼻がつながっているため食べたものが鼻へ入り、くしゃみをして排出していたようです。
飼い犬の場合は口鼻瘻があることで鼻炎を併発し、徐々に青っぱなが出るようになりました。
口鼻瘻の手術方法、入院日数
口鼻瘻は整復手術をしないと穴は塞がらないということで、抗がん剤治療を終えてから手術をしました。
基本は1泊2日コースみたいですが、飼い犬の場合は腎臓が悪いので腎臓を守るため前日から点滴をして2泊3日の入院となりました。
術式は頬の皮膚を使って穴をふさぐというもの。
軟骨を使う方法もあるそうですが頬の皮膚だけで大丈夫だったようです。
退院直後の様子
手術翌日の退院の時は少し顔が腫れていましたが、本人はそれほど痛そうではありませんでした。
おそらく前回のメラノーマの手術の方が痛かったのだと思います(骨を削ったため)
腫れも数日でひいてきて、退院後は抗生剤や痛み止めも飲まず元気に過ごしていました。
口鼻瘻の原因
口腔メラノーマの手術後に穴があくことは時々あるけど必ずあるわけではないそうです。
飼い犬の場合、なぜ口鼻瘻が出来てしまったのか原因は不明ですが、前回の術後、ドッグフードをすぐに食べさせてしまったことやマズル(口と鼻の側面)を床にずりずりしていたことが何かしら影響しているのではないかと思っています。
また口鼻瘻が出来てしまうと再手術となってしまうため、今回は退院後傷口がしっかりとくっつくまでカラーをつけています。
あと水以外は口からあげず食道チューブからあげています。
ごはんを欲しがりよく吠えるのですが吠えるのも傷口に影響しそうなので吠える時は抱っこしてがまんしてもらってます。
張力がよくないそうで、本当はあくびなども控えた方がいいらしいのですが、あくびは生理現象ですからね。コントロールできません。
とにかく術後2週間が勝負という感じです。
口鼻瘻の手術費用と今後について
口鼻瘻の手術費用は約25万円でした。ペット保険適用です。
術後はくしゃみはほぼ出ていません。
2週間後に傷口をみてもらうために診察の予定です。
どうか無事に穴が塞がり、ごはんが口から食べられますように。