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ピアノの練習を嫌がる子供の対処法、息子(6歳・小1)の場合、自分で練習内容と時間を決めていいよと言ったら気持ちが楽になったみたい、ミスも減る

  • 子供がピアノの練習を嫌がる
  • ピアノの練習に親がどう関わるか?

幼稚園の年長後半からわが家もこの悩み・課題にずっと頭を抱えてきました。

ところが最近、夫の一言「何を練習するかは〇〇(息子の名前)が決めたら?」で状況は大きく改善。
息子はピアノの練習を嫌がらなくなりました。

今回はピアノの練習を嫌がるようになった経緯(理由)とわが家の対処法をご紹介します。

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5歳からピアノを始める

息子は年中(5歳)からピアノを始めました。

自分からピアノを習いたいと言って始めたわけではなく、親の私が体験レッスンに連れていきそのまま入会させました。

乳幼児の頃にピアノのおもちゃがお気に入りでメロディはめちゃくちゃですが、ノリノリで弾いていたので興味あるのかなと。

歌も大好きで祖母から「壊れたカセットレコーダー」と揶揄されるぐらい何度も何度も繰り返し歌をうたっていました。

推測ですが、音楽自体に興味がなかったわけではないと思います。

また習い事としてピアノを始めた当初から1年間はこちらが何も言わなくても朝昼晩四六時中ピアノを弾いていて、練習を嫌がる様子はまったくありませんでした。

嫌がるきっかけは新たな興味

ピアノの練習を面倒くさいと息子が言い始めたのは、6歳後半から。

きっかけはピアノ以外に新たな興味を見つけたことでした。

それまではピアノの教本を寝るまで読み、外出先でもピアノがあればところかまわず弾いていました。

ところがある日を境にピタッとその行動がなくなったのです。

そのきっかけとは将棋です。

息子は藤井聡太さんが四段をとったニュースを見てから将棋にハマるようになりました。

以来、詰将棋をずっとやっていて、起きている間は1分でも長く将棋をやっていたいと思うようになったのです。

息子は練習量が多いことに不満だった

好きなことが「ピアノ」から「将棋」に変わり、おそらくピアノの練習が苦痛になってきたのだと思います。

私「ピアノの練習しようか」

息子「えー、やりたくない」

この会話が何日も続きました。

私も毎日これだともう辞めさせたほうがいいのではないかと本気で悩むようになりました。(月謝もバカにならないし)

実際、練習中も身が入っていない様子で早く終わらせたいがために高速で雑に弾いたりします。

焦ることで当然間違えることも多く、それを指摘するとすごく怒ります。

私「もう辞めようか」

と提案すると、それには首を縦にふりません。

その時、私たちのやり取りを見ていた夫が「何を練習するかは〇〇が自分で決めたら?」と一言。

この言葉に私も「あっ」と思いました。

息子はピアノを弾くのが嫌だったのではなく、練習量が多いことに不満を抱いていたのです。

自分で練習量を決める

これまでは練習内容と時間は私が管理していました。

1日だいたい30~40分。

今まで習ってきた曲を一通り弾く(復習)を続けてきました。

しかし息子はこれが苦痛だったようです。

幼稚園の頃は預かり保育・小学校では学童から帰ってくる時間が大体午後6時前。

それからごはんを食べて宿題をして、息つく暇もなく「さあ、次はピアノの練習しようか」なんて言ったって、たしかにやる気なんて起きないですよね。

あくびして眠たそうな時もあります。

ピアノの練習時間を自分の好きなことに充当したいという息子の気持ちをないがしろにしていたような気がします。

それ以降は「〇〇が何をやるかを考えていいよ」と声がけするようにしました。

すると、やる内容を自分で決めて集中して取り組めるようになってきました。

時間は半分に短縮され、1日15分~20分です。

短いかなと思うこともありますが、弾き間違えや曲の完成度はずいぶんと変わってきました。

息子もイライラしないせいかミスが減り指の使い方もなめらかに。

押しつけはダメ、やりたいと思う気持ちを引出す

要は押しつけがいけなかったんですね。

「やりなさい」とは言ってませんが、心ではそう受け取っていたのでしょう。

やらないとママに怒られるからイヤイヤ練習する。

これでは気持ちも上がらないし、上達もしないですよね。

精神的なプレッシャーを与えていたのだと私も大反省。

次の発表会まではまだ時間もあるので、ガミガミ言わず、子供のやりたい!という気持ちを大事にしていこうと思っています。