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勉強やスポーツで「伸びる子」に育てるために親がやるべき3つのこと

伸びる子

子供が成長し、習い事や塾などに通い始めると「スイミングやピアノが上手になってほしい」「成績が伸びてほしい」とわが子が「伸びる子」に育ってほしいと願うものですよね。

わが家も4歳の息子が最近習い事を始めました。せっかくやるなら上達してほしいと思ってしまう自分がいて、どうすれば楽しく学べるのか?を日々思案中です。

アシストマンツーマンスクール塾長の今村暁さんによると、勉強やスポーツ、お稽古事で「伸びる子」に育てるには、親の関わり方がとても重要になってくるんだそうです。

そこで今回は「伸びる子」に育てるためにはどうしたらいいか?親がやるべき3つのことをご紹介したいと思います。

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プラスの声がけで子供を褒める

「伸びる子」の1つ目の条件としてあげられるのが「自分に自信が持てる」ということ。

子供は親の言葉のシャワーを浴びて育っていきます。親から「がんばったね」「すごいね!」など、プラスの声がけをしてもらった子供は「そっか、僕は頑張り屋なんだな」「私ってすごいんだな」と思えるようになり、自己肯定感を身につけていきます。

そして、本当に頑張れる子、自信のある子に育っていき、「伸びる子」に育っていくのです。

反対に親からいつも「だめじゃないの!」と怒られ否定ばかりされている子は「自分はダメなんだ」と思ってしまい、自分に自信が持てない子に育ちます。

「がんばるぞ!」と前向きな気持ちで物事に取り組める子に育てるには「プラスの声がけ」を心がけましょう。

何かに没頭する機会を与え、親が手を貸さない

「伸びる子」の2つ目の条件は「集中力がある」ことです。

パズルやブロック、虫の観察など何か一つのことに夢中になり没頭するというのは、その時にすごく集中力を発揮しているということ。そこに親が「何してるの?」「おやつ食べる?」とやたらに話しかけると、子供の集中力を養う時間が妨害されてしまいます。

とくに大人から見て子供のやることが上手くいっていない場合、「こうすればいいよ」とついアドバイスや手を貸してあげたくなりますが、そこはぐっとこらえましょう。

今村さんによると、何かに没頭する機会を与えられてきた子は、のちに学校の授業でも長く集中していられるのだとか。

一方、集中力が足りない子ほど自分で考える力や習慣が身についていないため、すぐに先生にやり方や答えを教えてもらおうとします。幼い子供に集中力を身につけることは大変なことですが、何か好きなことに夢中になっている時は出来るだけそっと見守ってあげましょう。

失敗を怒らず、挑戦したことを喜んであげる

「伸びる子」の3つ目の条件は「失敗を恐れず挑戦する」ことです。

子供というのは本来、知的好奇心がとても強いもの。勉強でもスポーツでも学ぶことが楽しいと思う気持ちはどの子にも備わっています。その気持ちを失くさせないために親が注意したいのが「失敗を怒らない」こと。

何か失敗をするたびに怒られていると挑戦するのが怖くなり、新しいことにチャレンジする精神が育たなくなってしまいます。

私も以前、子供をひどく叱ってしまったことで反省をしたことがあります。息子はお手伝いをしようと牛乳をテーブルへ運ぼうとしたのですが、途中でつまづきカーペットの上にこぼしてしまいました。

「どうしてこんなことしたの!」とつい怒ってしまったのですが、「ママのお手伝いをしたかったの」と息子の涙でいっぱいにした目を見て、自分はなんてことを言ってしまったのか…と大反省。それ以来、息子は何かを失敗すると私に怒られるのではとじっと目をみてくるようになりました。

今は失敗しても大丈夫だよと言動に気をつけるようになりましたが、子供の失敗は怒らず、むしろ喜ぶぐらいの気持ちでどんと構えて優しく見守ってあげて下さいね。

過去の自分はすべて逆のことを受けてきた

叱られて悲しい女の子

私は一生懸命育ててくれた母を否定したくはないのですが、これら3つのことのすべて逆のことをして育ってきました。

正直、「すごい」や「がんばったね!」とほめてもらったことは一度もありません。いつも「なんでそこで間違えるの!」「どうして出来ないの?」と怒られてばかりでした。

さらに勉強や習い事の練習をしていても15分ごとに部屋を覗かれ、「何してるの?」「好きなテレビ番組がやってるよ」とこっちが集中したくても常に邪魔をしてくるのです。大きくなり「うるさいから静かにして」と注意しても聞いてもらえませんでした。

子供心にもっとたくさん褒めてほしかった

だからといって習い事が上達しなかったことや塾通いで失敗したことを親のせいにはしたくありませんが、一つだけはっきりと言えることは、自分は「失敗を極度に恐れ、自分に自信のない子」になってしまったのです。

後にこれが「全般性不安障害」という病名までつくことに。失敗して親に怒られるのが本当に怖かったのです。

カウンセリングなどの適切な治療を受けたことで病気は改善し、親子関係も現在は良好ですが、やはり「(子供の時)もっと褒めてほしかった」「大丈夫だよと優しく声をかけてほしかった」と今でも思います。

伸びる子に必要なのは楽しく学べる環境

母も私に「勉強が伸びてほしい」「才能を開花させてほしい」という願いから厳しい態度を取っていたのだと思います。その気持ちは今ならよくわかります。でも子供にはわかりません。

やはり「伸びる」ということは「楽しく学べる」=「楽しいと思えるか?」なんだと思います。お子さんが「伸びる子」に育ってほしいと願うなら、たくさん子供を褒め、失敗を怒らず、いろんなことを挑戦させてあげて下さい。

私も息子にそういう機会をたくさん作ってあげようと思います。