天才・田上大喜さんの育った家庭環境とは?、コロンビア大学で理系の上位10人に、蚊への興味は10歳で、高校ではスーパーサイエンスハイスクールに進学
最近、蚊の研究において世界的大発見をして注目されている人物。
田上大喜さん(18)
田上さんは9月からコロンビア大学に進学し、脳科学を勉強するそうです。
田上さんのすごいところは、大学のラビスカラー(理系の上位10人)に選ばれたこと。
ラビスカラーに選出されると大学が研究費を一部負担してくれるという特典があり、さらに入学前からノーベル賞受賞者が率いる脳科学センターで研究が許されるのだそう。
ということで田上さんはすでに渡米しニューヨークで一人暮らしをしています。
常在菌が多いと蚊に刺されやすいことを発見した田上さんですが、蚊の研究に目覚めたきっかけは10歳のときシンガポールでの出来事にあったそうです。
2018年7月27日(金)放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、
- なぜ蚊の研究を始めたのか?
- どういった家庭環境で育ったのか?
- 子供の頃はどんな少年だったのか?
- なぜ京都の高校を選んだのか?
などを紹介していました。
若き天才を生んだ家庭環境、同じ子育てをする親としてとても参考になったのでシェアしたいと思います。
なぜ蚊の研究を始めたのか?
田上さんはなぜ蚊の研究を始めたのか?
研究に没頭するきっかけは10歳のシンガポールでの出来事なのだそうです。
10歳の時、田上さんはお父さんの転勤先であるシンガポールにいました。
当時、現地ではデング熱が流行し田上さんは蚊の撲滅運動を間近に見ていたそうです。
その時「蚊も生きるために吸血しているだけなのに(なぜ殺されなければならないのだろう)」と思ったことがきっかけで、14歳(中学3年)で日本に帰国後、蚊の研究をスタートしました。
リビングで飼育を始め、家族がボウフラの入った水槽を蹴飛ばしてしまうアクシデントや妹の千笑さんが夜中に蚊に身体中刺され眠れないこともあったとか。
それでも家族は「好きなことなら」と飼育を反対せず、のちに蚊の専用部屋ができたそうです。
今まで飼った蚊の数は1万匹以上。
家族の温かい支えと協力があったからこそ今があるという感じですね。
どういった家庭環境で育ったのか?
田上さんは1999年10月1日生まれ。
メーカー勤務の父と専業主婦の母、2歳年下の妹がいます。
田上さんは発達がゆっくりだったそうで、4歳のころまで言葉がうまく話せませんでした。
当時はお父さんの転勤で海外(オーストラリア)にいたそうですが、カウンセラーを紹介されたこともあったそうです。
おしゃべりだった妹のまねをして言葉を習得。
なので田上さんは妹に感謝していると話していました。
子供の頃はどんな少年だったのか?
子供の頃は遊ぶことよりも勉強をしていることが多かったと田上さん。
それは親から「勉強しなさい」と言われたことは少なく、知的好奇心から自主的にいろんなことを学んでいったそうです。
(ただお母さんからよく怒られていた記憶はあるとか)
田上さんは理系なので数学や科学などが得意なのかと思いきや、中学生の時には作文で文学賞を受賞したことがあるそうです。
頭脳明晰なんですね。
なぜ京都の高校を選んだのか?
高校は京都教育大学付属高校に入学します。
この学校は偏差値65以上の進学校ですが、田上さんの選んだ理由は「家から近く歩いて行けるから」というシンプルなもの。
文科省が特定した理数教育を重点的に行う「スーパーサイエンスハイスクール」であることも選んだ理由だそう。
田上さんは全国模試では常に校内1位で数学は毎回ほぼ満点だったとか。
大学受験においては、勉強は昼間で夜は蚊の実験を続けていたそうです。
田上大喜さんの将来の夢
田上さんの将来の夢は「蚊と人間が共存できる社会の実現」
幼い頃に殺生を理不尽に感じたことが今につながっていて、いつか田上さんの研究で蚊と人間が共存できる社会が本当に来るかもしれません。
ノーベル賞も期待しちゃいますね。
ちなみに蚊に刺されて痒くなるのは蚊が出す麻酔液が人間の皮膚に付着してアレルギー反応を引き起こしかゆみを感じるそうです。