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小林麻央さんの乳がん闘病ブログ「KOKORO.」をみて思うこと

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2016年6月に進行性の乳がんであることを公表した小林麻央さんが9月自身の闘病ブログ「KOKORO.」を開設しました。

ブログ開設の時もそうですが、その後、病状を赤裸々に綴った記事内容は大きな話題となりましたよね。

今回は小林麻央さんのブログ「KOKORO.」を見て思ったことを書いていきたいと思います。

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同世代、子供の年も近い。気になって仕方なかった

6月に小林麻央さんが乳がんの治療中であるとわかってからブログ開設までの3ヶ月間、私は麻央さんの病状や現在の様子が気になって仕方ありませんでした。

理由は2つあります。

ひとつは祖母と母が乳がん経験者であること、
もう一つは小林麻央さんの娘・麗禾ちゃんが息子と同じ年齢であること、

小林麻央さんの年齢は34歳、同じ30代。

自分が家系的に乳がんのリスクが高いと以前から思っていた上に同じ年代で年の近い子供を持つ彼女が乳がんを患っていると聞いた時、とても人ごとには思えなかったのです。

健康体に見えた麻央さんがどうして癌になったのか?
5歳の長女・麗禾ちゃんと3歳のカンゲンくんは今どうしているのだろうか?

このことがずっと気になって毎日夫である市川海老蔵さんのブログ「ABKAI」を見ていました。

海老蔵さんのブログでは子供たちの様子はよくわかるのですが、麻央さんのことは6月の会見以降ほとんど触れなくなっていました。

ひた隠しにしないといけないぐらい病状は重いのか?と頭の中がグルグルとなっていた矢先、突然麻央さん自身がブログを開設するというニュースが飛び込んできます。

私はこのニュースを聞いて少しホッとしました。ブログが書けるぐらい元気なんだと。
そして麻央さん自身の言葉で今の病状や心境を語ってくれるとはなんてありがたいことなんだと。

しかし、開設された闘病ブログ「KOKORO.」に綴られた内容は衝撃すぎるものでした。がんの痛み、ヨチヨチ歩き、そして肺や骨に転移。
どんな思いで今記事を更新しているのだろう…と考えると胸が締めつけられる思いでした。

麻央さんのブログに掲載されたこれまでの経緯

麻央さんのブログは2016年9月1日からスタートし1日2~3記事のペースで更新。9月27日の時点で60記事になります。現在の病状を考えると驚異的な数字に思えます。

そしてブログの中では過去の自分と今の自分をありのままに綴っています。

これまでの振り返りは9月27日の時点で1~22まで更新されていますが、しこり発見から乳がんと確定されるまでの記事(1~15)の内容をまとめました。

1、始まりの人間ドッグ

2014年2月、夫婦で人間ドッグ受診。ここがすべての始まり。

2、50%

左乳房に腫瘤(しゅりゅう)があることを知る。癌の可能性は5分5分。

3、授乳中のしこり

大きな病院に再検査を予約。

4、再検査

再検査では、触診・超音波・マンモグラフィーを実施。がんを疑うようなものではないとの結果。

5、左のおっぱい

かつて左のおっぱいが乳腺炎に。

6、半年後の検査

半年後は8月だったが10月に。

7、しこりの発見

左胸にパチンコ玉のようなしこりを発見。

8、後悔

しこり発見後、すぐに診察の予約。

9、気づかなかった脇のしこり

診察。超音波で脇のしこりも発見。

10、現実

生検の音で現実味を帯びる。

11、

生検の結果前に癌の可能性は95%と告知される。

12、まずいパスタ

帰り道に食べたパスタがまずくて涙。

13、大事な家族

家族のために絶対に治すと誓う

14、ポジティブに

5%の望みにかける

15、告知日

生検結果は脇のリンパに転移。その後肺と骨にも転移。

もっと出来ることがあったのでは?釈然としない気持ち

ここまでの振り返りを見ると何か釈然としないところがあります。

人間ドッグでは早期に腫瘤を発見できたものの、その後の検査では「授乳中のしこり」と片付けられてしまう。

そこでは実際にがんであるかどうか判別のつきにくいものだったかもしれませんが、麻央さんが生検の必要はないか?と聞いても「必要ない」と断言している。

その後の結果ががんであった以上、(病院側は)もう少し何かするべきだったのでは?と思ってしまいます。

ただ麻央さんはブログで「あの時○○すれば…」といった「たられば」はなし!と言っているので、今はもう前を向いて歩いるのかもしれません。

麻央さんは自身の経緯を公表することで、自分のような思いは他の人にはしてほしくないという力強いメッセージを発信しているようにも思えます。

医師の診断に納得できなければ別の病院へ!

これは私の知人の体験談ですが、知人は同じ乳がんと診断され左と右の乳房に1ヶ所づつ(1~2cm)、さらに肝臓にもしこりが発見されました。

乳腺外科の医師は肝臓の腫瘍は乳がんの転移だと診断し手術は出来ないからと抗がん剤をすすめます。

抗がん剤による治療が始まると肝臓の腫瘍が肥大化し病状が悪化。これはおかしいと思った知人の家族は医師に本当に手術できないのか?肝臓は本当に転移なのか?と問い詰めます。

医師の診断は変わらず手術は行いませんでした。その後、肝臓の腫瘍は皮膚の表面から触れるぐらいに大きくなり、別の病院でセカンドオピニオンを受けることに。

そこで言われたことは衝撃的な事実でした。

「これは転移性ではなく原発かもしれない」

この時すでに知人の病状はかなり進行していて、治療の甲斐なく乳がんと診断されて約2年後に亡くなりました。

亡くなる直前、知人の家族は再び医師に肝臓の腫瘍は転移なのかを調べてほしいと問い詰めました。その結果、肝臓の腫瘍は転移ではなく原発(単独)のものだったのです。

医師と病院側は誤診を認め、知人ら家族に謝罪しました。

知人の家族は言います。「乳がん発見時にはまだ腫瘍が小さかったから手術が出来たかもしれない」と。

この件と小林麻央さんの件はまったく関係ありませんが、
ひとつ思うのは
「医師の診断や説明に納得がいかない場合は、躊躇せず、納得のいくまで別の病院で検査や診察を受ける」

医師は検査や診断はしてくれませんが、命の保証まではしてくれません。自分の命を守るのは自分しかない。

それには多少お金がかかっても別の病院で診てもらい複数の見解を聞くことが重要だと思うのです。

麻央さん、がんばれ!

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小林麻央さんは肺や骨に転移しているということで他の臓器など遠隔転移の場合はおそらくステージ4になるのではないかと想像します。海老蔵さんが会見で言っていたように「比較的深刻」な状態であるのかもしれませんが、どうか頑張ってほしい。

ブログで病状を包み隠さず公表するというこんなに勇気ある行動に出たのだからきっとみんなが応援していると思います。

そして麻央さんのメッセージを自分の心にも深く刻んで定期健診とせフルチェックを怠ることのないよう努力していきたいです。