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救急救命医が教える熱中症対策、手のひら・足裏・頬を水で冷やし「深部体温を下げる」、首や脇の下を冷やすよりも効果的


2018年7月、全国各地で最高気温が35℃を超える厳しい暑さが続いています。
ホント、異常気象ですよね。

熱中症の症状で多くの人が病院に搬送されるニュースを耳にしますが、誰でも重症化すると最悪の場合命を落とすこともあるので他人事ではありません。

この前、運動中に軽い熱中症にかかってからはとくに「どうしたら防げるか?」「重症化しないためにはどうしたらよいか?」をとくに考えるようになりました。

熱中症を予防する食べ物は「豆乳レモン」「塩パイン」「ぬか漬けと海苔」、大量に汗をかくスポーツや仕事の時(前後)に摂取すると効果的

テレビで紹介されていた豆乳レモンとぬか漬け海苔は予防のため毎日実行中。

あとラジオで聞いた「梅干しを1日2個(朝1個、汗をかいた時1個)」を追加する予定です。

熱中症対策の食べ物も重要ですが、7/19放送のフジテレビ「グッディ」では年間100件の熱中症患者を診察している救命救急医・木川英さん(川越救急クリニック)が薦める「体の深部体温を下げる」ことも大切であると紹介していました。

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深部体温が上がると命の危険も

身体の深部体温は体温計では測れないそうですが、体温計で38~39度あった場合は深部体温は「+約1度」あると考えていいそうです。

通常、人間は運動や気温の影響で体温が上昇しますが、汗が蒸発して体表面の温度が低下することで深部体温も低下するような仕組みになっています。

ところが気温が体温より高い場合は外の熱がどんどん体内に蓄積され、深部体温が下がらず深部体温が次の温度になるとこのような症状が出てきます。

  • (深部体温)40度で全身けいれん
  • (深部体温)42度で多臓器不全
  • (深部体温)44度で脳障害の可能性が

最悪の場合、死に至る危険性も出てくるのです。

深部体温を効果的に下げる方法

ではどうしたら深部体温を下げることができるのか?

効果的な方法は「手のひら・足裏・頬を水で冷やすこと」なのだそうです。

水の温度は10~15℃、ちょっと冷たいぐらいで、手のひらや足裏を5~10分ほど浸します。(キンキンに冷えていなくてよい)

「保冷剤や氷などで(大きな血管の近く)首の後ろや脇の下などを冷やす」ことを行っている人も多いかと思いますが、木川医師によると、深部体温を下げるには「手のひらや足裏を水で冷やす」方が効果があるのだそう。

理由は脳から遠い部分を冷やすと効率的に深部体温を下げるメカニズムが働くからだそうです。

子供にも有効

この方法は簡単なので子供でも実践できそうです。

学校や公園などで蛇口をひねり水で手や足を浸すだけでもずいぶん違ってくると思います。

たくさん汗をかいた時や身体が熱いなと感じたら「手のひらや足裏を冷やす」、ぜひやってみてください。

あわせてこまめな水分・塩分補給も忘れずに!