犬の首の下に内出血(アザ)を発見!これって病気?原因は採血でした。
毎日ゴロンと仰向けになり「ナデナデして~」とねだるわが家の飼い犬レオ(ミニダックス・♂・9歳)。
血便やら前立腺肥大やらちょいちょい病気して世話の焼ける犬ですが、先日またもやドキっとすることが。。
首の下に内出血…
「ん?首の下ってこんなに赤かったっけ?」
いつも体をなでる時に異常がないかチェックしていたつもりがいざとなると変化がわからず…。
よく見ると首の下・胸の部分?(前足と前足の間)に約5㎝ほどのアザが出来ていました。
それ以外の症状はなくレオは元気でしたがやはり気になるので病院へ。
診察の結果は「採血による内出血」。3日前に多飲多尿で血液検査した際、血が漏れてしまったことが原因でした。
原因がわかり安心しましたが、犬の内出血はこわい病気の症状で出ることもあるそうです。
そこで今回は採血による内出血の対処法、他の病気であるかどうかの見分け方(チェック法)をご紹介したいと思います。
採血後に大きなアザ、その後赤紫色に
レオの異変に気付いたのは採血から2日後でした。普段は皮膚の色は薄ピンクなのに首の下だけ赤い。ところが皮膚をつねったり上に持ちあげたりしても痛がらず。
赤いので腫れているのかな?としこりなどのチェックもしましたが、ただ皮膚が赤くアザになっているだけでした。
次の日、また次の日と様子を見ていたところ、少し赤紫色に変わってきました。アザの大きさに変わりはありません。
診断は採血による内出血、高齢のせい?
アザの大きさが約5㎝と結構な大きさだったので病院へ。3日前に血液検査をして何も異常がなかったので医師も「今度はどうしましたか?」と驚いた様子。
医師「あ~内出血が起きてますね」
「転んだり打ったりすることはありませんでしたか?」
私 「とくには…」
レオは高い所が好きなので留守番中にソファのへりに寝そべっていることがあるんです。
もしかして知らないうちに床に落ちてしまったのかとも考えましたが、もし転んでいた場合、胸と顎をぶつけているはずと言われその可能性は薄れます。
問診後に触診。さらにスライドガラスで患部を圧迫し色の変化を確認します。
スライドガラスを押しあてるとそのアザが炎症なのか内出血なのかが分かるのだそうです。内出血の場合、圧迫しても色は変わりません。
医師の診断は「採血による内出血」でした。
3日前は頸静脈に針を刺して採血しました。人間の場合、採血した後に手を上にあげたりして止血しますが、犬は止血の際、血が首から下へちょろちょろ漏れることがあるのだそうです。
またこの症状は高齢の犬に見られることが多く、若い犬(成犬)に出ることはほとんどないのだとか。(お年の子は血が止まりにくい)
レオはこれまで何度か血液検査を行っていますが内出血は今回が初めて。としを取っちゃったんだね…(涙)
治療はなし、自然に消えるのを待つのみ
アザは自然に消えるのを待つしかなくとくに治療はありません。完全に消えるまでに1週間ぐらいかかると言われましたが、その通り1週間で元のピンク色の肌に戻りました。
今回は採血の直後にアザになっていたことで因果関係がはっきりしていましたが、「念のため、アザが体に広がっていかないか様子を見て下さい」と言われます。
アザがあちこちにある場合はすぐ病院へ!
先生いわく、犬の内出血は「血小板減少症」という病気の症状として出ることもあるのだとか。
その場合、血を止める凝固因子が暴れ出してしまい体のいろんなところで青あざ(紫斑)を作ってしまうことがあります。
もし血小板減少症だった場合は治療が必要となるのですぐに病院で診てもらいましょう。
この病気で内出血(アザ)が見られる部位は次の通りです。
- お腹
- 首の下(胸)
- 耳の内側
- 歯茎
内出血以外に見られる症状としては血便、血尿、鼻出血などです。血が止まりにくいこの病気は時に命に関わることもあるので早めの受診をおススメします。
高齢犬はとくに日々のチェックを!
医師によると「今後の採血でもまた内出血が出来ることはあるでしょう」とのこと。
やはり歳を重ねるといろいろと出てきますね。
これからもいっぱいナデナデして健康チェックしていこうと思います。