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老犬のくしゃみ・鼻血は要注意、止まらない原因は腫瘍(がん)かも、治療は早い方がいいのですぐ病院へ

元飼い犬(ミニチュアダックス・オス・当時14歳)は2021年4月に上顎のメラノーマ(悪性黒色腫)を発症、外科手術と抗がん剤治療を行いしばらく様子を見ていましたが、約9ヶ月後に鼻血を出し、抗生剤を服用しても止まらなかったため詳しく調べてみると、メラノーマが鼻腔内に再発していました。

今回は老犬のくしゃみ・鼻水・鼻血について、体験談に基き書いていきたいと思います。

※写真はイメージです

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鼻血の原因

かかりつけ医によると、鼻血の原因は以下の3つが考えられるそうです。

1、歯周病 この場合は抜歯が必要になります

2、菌(感染症) この場合は投薬で1週間ほどで効いてくるそうです

3、腫瘍 鼻腔内腺癌など、進行してくるとレントゲンで鼻の骨の破壊が確認できるそうです

飼い犬の鼻血の原因はメラノーマ再発だった

飼い犬はメラノーマを発症した当初(2021年5月ごろ)からくしゃみをし始めてずっと気になっていました。

最初はアレルギーかな?鼻炎かな?と思っていましたが、くしゃみは夏になってもずっと続き、頻度が増していきました。

また寝る時に敷いているバスタオルにも黄色い鼻水がつくようになりその量が徐々に増えていくので心配していました。

くしゃみや鼻水に関してはかかりつけ医やがんセンターの先生にも随時報告していました。

ただこの時点では鼻血は出てなく、くしゃみや鼻水も生活に支障をきたすレベルでもなかったため、投薬治療などはとくに行わず様子見でした。

そして内心恐れていたことが現実になってしまいます。

メラノーマ発症から約9ヶ月後、飼い犬は夜中に何度もくしゃみをして鼻血を出してしまいました。

血は鮮血で、床や壁に飛び散り、犬はペロペロと鼻をなめていました。

翌日の日中も透明の鼻水にうすく血が混ざっていて、完全に止まってはいませんでした。

翌日に動物病院を受診し、消炎剤(トランサミン)を処方してもらい様子を見ることに。

ところが数日後にまた鼻血。この時は鼻血がなかなか止まらずその間動物病院も休憩時間だったので出血が多くてすごく不安になりました。

再び動物病院を受診し、レントゲンを撮ってもらったり、鼻水を採取して菌がいないか検査したり、抗生物質を飲んだり、抗ガン作用のあるエヌセイズも飲みましたが、いっこうに鼻血は止まりません。

止まるどころか、くしゃみや鼻をフンフン鳴らす行動は増えるばかりで、鼻水にも血が混じるので、家中鼻血だらけ。。

四六時中床や壁の拭き掃除をしている状態でした。

鼻血以外にも飼い犬はずっと震えていたり、食欲があまりありませんでした。

鼻血が出て約1ヶ月。投薬治療をしても一向に止まらない鼻血にこれはおかしいと思い、がんセンターで詳しい検査をお願いすることに。

するとメラノーマの再発が判明し、進行が早かったようですでに骨を破壊し鼻腔内を占拠するように腫瘍が広がっていました。

犬が鼻血を出したらすぐに受診を

飼い犬は放射線治療を行い鼻腔内の腫瘍は縮小したものの、メラノーマが全身にまわってしまい亡くなりました。

放射線治療については別の記事で詳しく書いていますのでよかったらそちらをご覧ください。

【犬のメラノーマ】放射線治療の効果と費用について、飼い犬は効果あるも完治には至らず

飼い犬は若い頃からくしゃみを時々していましたが、鼻血は鼻をぶつけた時の1回だけで、こんなに鼻血が出たのは14歳で初めてです。

犬が鼻血を出した時は早めに受診し、原因の特定を急いだ方がいいことが今回よくわかりました。

飼い犬も鼻血を出してすぐに受診したものの、消炎剤や抗生物質で様子を見る期間をもっと短くすればよかったかなと少し後悔しています。

ただ飼い犬の場合はメラノーマという悪性度の高い癌だったのでたとえ早く気付いたとしても生存期間はそれほど長くなかったと思いますが。。

犬のくしゃみや鼻血が気になる場合は、くしゃみの回数や鼻水の色、鼻出血の有無を記録しておくといいかと思います。