2015/09/300 Shares

2015年は新型ノロが大流行!?従来ウィルスとの違いは?どう予防する?

寒くなるこれからの季節、インフルエンザやノロウィルスなどウィルス感染症に気をつけたい時期ですよね。ですが、今年はもっと気をつけないといけないかもしれません。夏頃から集団感染がニュースとなっている「新型ノロウィルス」。人が免疫を持っていないこのウィルスが秋から冬にかけて猛威を奮うかもしれないのです。

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従来のノロウィルスとは?新型とはどう違うの?

ノロウィルスは感染すると激しい下痢や嘔吐が続く「感染性胃腸炎」の一種ですが、有効なワクチンや特効薬がなく、感染した場合は脱水症状を防ぐため水分補給を十分に行うことぐらいしか対処法がありません。また、感染力が強いので、ウィルスの数が少なくても感染してしまう厄介なウィルスです。さらに乾燥にも強いので、空気も乾燥しやすい冬場に流行するのが従来のノロウィルスの特徴でした。

ところが、今年はこれまでのウィルス「GⅡ・4」が変異して、新型のウィルス「GⅡ・17」がすでに全国各地で流行し始めているらしいのです。新型ウィルスは中国や台湾でも確認されているほか、川崎や三重でも集団感染が報告されています。

従来のノロウィルスも乳幼児や高齢者の方が感染すると重症化する場合もあるため、今年4歳になる息子がいるわが家でも秋から冬にかけては感染予防に少しピリピリした雰囲気が漂いますが、今回の新型ウィルスは人が免疫を持っておらず、夏にも感染するというからそれは恐ろしい。。

新型に有効な治療法は?予防法は?

今のところ、従来のウィルスと同様に新型ウィルスに対する有効な治療法も確立されていないので、「感染しない」ために予防することが一番の対策なのだとか。では新型ノロウィルスに感染しないためにはどうすればいいでしょうか?

1、うがい手洗い

まずは基本中の基本。「うがい」と「手洗い」です。

ノロウィルスは石鹸やアルコールでは殺菌出来ません。しかし、ウィルスを洗い流すことは出来ます。なので、外出から帰ってきたらしっかりとうがい手洗いを行うと良いそうです。手を洗う時は指先と親指下の膨らんだところを念入りに洗うとよいでしょう。

2、二枚貝などは加熱処理を

そして、牡蠣などの二枚貝を食べるときは十分な加熱処理をすること。免疫力が低下している人は生で食べるのはちょっと控えた方がいいかもしれません。

3、消毒液で除菌

また家の中を「除菌」することも効果的な方法と言えると思います。ノロウイルスという「次亜塩素酸ナトリウム」という成分による消毒が有効と言われています。あまり聞き慣れない言葉ですが、市販で売られている家庭用塩素系漂白剤(ハイターなど)に含まれている成分です。これを水で薄めて消毒液を作ることが出来ます。消毒液の作り方は広島市の公式ページに詳しく紹介されていましのたので、こちらをご参照下さい。

4、乳幼児には「漢方」が有効?

これは息子がまだ赤ちゃんの時でしたが、ノロウィルスが流行した時期にかかりつけの小児科医に相談したところ、漢方の「五苓散」を持っておくといいよと勧められました。五苓散はノロウィルス自体を死滅させる薬ではありませんが、下痢や嘔吐に効果的だそうです。

幸いこの時はノロウィルスに感染することなく過ごせたので、お守りのように持っていました。漢方を処方してくれる小児科は数が限られているかもしれませんが、一度かかりつけ医に相談してみるといいかもしれません。

感染しないことに越したことはありませんが、やはり誰もが可能性ゼロではないということ。うがい手洗いなどはこまめに行って元気に過ごしたいですね。