小学1年生の絵本読み聞かせボランティアに参加、「くれよんのくろくん」を読んでみた、笑いは取れないけど真剣に聴いてくれた
息子の通う小学校の絵本読み聞かせボランティアに初めて参加しました。
選んだ本は「くれよんのくろくん」
選書の理由と読んでみた感想を書いていきます。
読み聞かせは月1回、時間は朝の10分
息子の通う小学校ではボランティアによる読み聞かせ会は月1回、時間は10分です。
ボランティアは1年生から6年生まで担当します。
子供たちは入学して初めての読み聞かせタイム。
ボランティアとして参加した私も初めての経験で、お互い少し緊張した雰囲気がありました。
選書の理由とあらすじ
今回(1学期・6月)読んだのはなかやみわ著(童心社)の「くれよんのくろくん」
くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば) [ なかやみわ ]
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息子にも「今度、クラスで読み聞かせするんだけどどの本がいいかな?」と聞いてみたのですが、心の中ではこの本と決めていました。(じゃあ聞くなって話ですが)
選書の理由は、自分が初めて子供に読み聞かせをした時、最後の場面がすごく印象的だったからです。
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◎あらすじ
色とりどりのくれよんが画用紙の上に自分の好きな絵を描いていきますが、黒色のくろくんが「きみの描く場所はないよ」と言われしょんぼりしてしまいます。
しかしその後、くろくん以外のくれよんたちも描くスペースがなくなり絵はぐちゃぐちゃに。
そこへシャープペンシルのお兄さんがくろくんにあるアイデアを教えます。
くろくんはアドバイス通り画用紙いっぱいに黒色で塗りつぶすと、他のくれよんたちはそれを見て怒りだします。
そんな中、黒色の画用紙の上にツツツーと筆をすべらすシャープペンシルくん。
しばらくして画用紙に見えてきたのは彩り豊かな花火でした。
それをみたくれよんたちはみんなお互いの役割を理解し仲直りします。
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この本では、皆で協力しあえばとても楽しい、そして素敵な作品ができ、面白い経験が共有できるということが学べます。
数年前、自分自身がこの本ですごく感動したことをよく覚えています。
またスクラッチという削って絵が飛び出す手法を使っていることも驚きました。
入学してまだ間もない子供たちが、お友達との関係を築いていく段階でみんなで力をあわせてやり遂げることの大切さ・素晴らしさを本を通して伝えられたらなと思い選んだ1冊です。
読み聞かせの結果・感想
時間は10分間ありましたが、5分ほどで時間は余ってしまいました。
最初(読む前)に「皆はこの本知っているかな?」と尋ねると、「知ってる!」「持ってる!」「他のクレヨンシリーズ読んだことあるよ!」と知っている子が多かったです。
「そっかあ、じゃあ読んだことがある人はどんな話だった思い出しながら聞いていてね」と伝えると「ハイ!」と元気のいい返事。
こちらも嬉しくなりました。
長さ的には1年生にちょうどよかったのではないかと思います。
ただ笑いを取るストーリーではないので、クスっと笑える本をチョイスしてもよかったかな~と。
子供たちは静かに真剣に耳を傾けてくれて、最後は笑顔いっぱいで見送ってくれました。
読み聞かせボランティア。
実は数日前から緊張して自宅でのリハーサルでも噛んでしまいました。
でも実際やってみると心が豊かになりました。
そしてもっともっと自分が絵本をたくさん読んでみないことにはどれが読み聞かせに向いているのか?が判断できないということ。
もちろん、図書室の先生に相談して本を選ぶこともできます。
名古屋市図書館の公式Webサイトには「ボランティア向け読み聞かせ絵本リスト(低学年から)」というページもあります。
次回の読み聞かせに向けて、図書館へ行ったりネットで調べたりしていろんな本に出会いたいと思った1日でした。