犬が食べた後すぐ吐くのは嘔吐ではなく吐出という反射反応だった、病気ではないらしいが繰り返す場合は要注意
- 犬が食事の後すぐ吐く
- 吐いた物は固形物(ドッグフード)
- 吐いた物を食べたがる
- その後も何かを欲しがり元気(食欲あり)
これらの症状や行動はわが家の飼い犬(9歳11ヶ月のミニチュアダックス・オス)に最近見られたものです。
3週間で2回同様の症状が見られ少し心配になったので、年一度の健康診断の際に問診で獣医師に相談しました。
結論からいうとこれは嘔吐ではなく「吐出(としゅつ)」というもので、犬の反射反応で病気ではないそうです。
繰り返したり、食欲がない、元気がない場合はまた別の診断となるかもしれないのでかかりつけの医師に診てもらうことをおススメしますが、今回は飼い犬に見られた吐出時の様子と対処法、吐出と嘔吐の違い(判断基準)をお伝えしたいと思います。
吐く直前が慌ただしい
吐出の際に見られた症状や行動は冒頭の箇条書きの通りですが、吐く直前に飼い犬は家の中を走っていました。おそらくキッチンで夕飯の支度をしていたのでそっちに気が取られ移動してきたのだと思います。
1回目の吐出直前には水をがぶ飲みしていました。
1回目・2回目の直前の行動から「消化しきれていないまま次の行動に移る」ことが反射反応につながったように感じます。
吐出はどんな子に多いのか?対処法は?
獣医師に伺ったところ吐出は早食いの子に多いみたいです。
対処法としては1回であげるドッグフードを減らす・小分けにするなど一気にたくさん食べないように工夫してあげること。
また吐いた物を食べたがる時はそれを食べさせても特に問題はないのだとか。
さすがにおう吐したものを食べさせるのに抵抗があるかもしれないのでその場合は新たなドッグフードをあげてもいいそうです。
吐出か嘔吐かの見分け方
消化器官の異常(炎症)による嘔吐なのか?犬特有の反射反応であるか?を見分けるには次の2つが重要になるそうです。
- 食事を取ってから吐くまでの時間(10分以内とかであれば吐出の可能性が高い)
- 吐しゃ物(吐いたもの)が固形物(ドッグフードのままとか)であるか
食べた直後に吐く&吐しゃ物がエサのままである場合は反射反応であることが高そうです。ただ食欲がない(元気がない)、下痢をしているなど他にも症状がある場合は原因が別の可能性もあるので動物病院での診察をしてください。
また吐出を何度も繰り返す場合はその影響で胃酸があがってくるので、食道炎になる可能性もあるそうです。
飼い犬は吐きやすいタイプ
犬は突然吐くので驚きますし心配になりますよね。
飼い犬は特に吐きやすいタイプのようで夜中に消化不良で黄色い液を吐くことも。これは吐出ではなく嘔吐だと思いますが。
吐しゃ物を処分せず持参して獣医師に判断してもらうというのも一つの手段です。
気になることがあれば早めの受診をおススメします。